※訪問は2025年10月4日
タクシー利用の理由

美濃太田駅からはタクシー利用で富加駅へと向かう。タクシーとした理由は簡単。鉄オタ仲間との二人旅だからである。1人だと4000円かかるタクシー代だとしても2000円で住む。3人、4人と増えていけば料金はさらに下がるわけで、この破壊力は凄い。最近日常でタクシーに乗る機会はほとんどなくなったので、タクシーに乗車したのは6月のフラワー長井線乗車の時以来である。この時も同じような環境で、2人でのタクシー利用となった。1人使用の半額となるので、これは積極的に使いたい作戦である。もっともこの作戦は複数の人間が同一行動をとることが絶対条件で、私のように「急にめんどくさきくなったので今日はもうヤメ」といった突然の予定変更をすることが多い人間にとっては鬼門のひとつである
雰囲気ある駅の改名に物語
富加までの線路距離は約6キロ。ただ線路に沿って直線的な道はないようで
このようなコースとなった。ただどの道を行ったのかは分からない。運転手さんへの「取材」が多かったため。踏切を渡った記憶があるので細い線で描かれたコースかとは思う。料金は手元のメモに「タクシー代1700円」と記されているので、その2倍程度だったと思われる
その駅は

開業は1923年(大正12)。そのころからのものと思われるが、なかなか「そそる」良い駅舎だ。写真で分かる通り、かなり本降りとなっていて行動は制限されたが、雰囲気は素晴らしい
富加町の中心駅というか、町で唯一の駅で周辺には町の中心部が広がる。だから駅名も富加と簡単に納得してしまいそうだが、実はこの駅名は1986年(昭和61)の長良川鉄道転換まで「加茂野」という駅名だった。その加茂野という駅は、サムネの駅名標写真を見ていただければ分かるが、富加の隣駅として存在する。ちょっとややこしいが、現在の富加駅が加茂野駅、現在の加茂野駅が加茂野口だった
もし余裕があれば、タクシーのコースを描いた先ほどの地図を拡大してみてほしい。実は駅舎は富加町にあるが、ホームの一部は美濃加茂市にある。この地域は旧加茂野村で、駅名はそこから付けられた。現在の加茂野口駅は戦後の誕生である
ここまで読むと、駅舎があるのだからなんで最初から富加駅でなかったのか、と思われるかもしれないが、駅の誕生時に富加町はなかった。いや正確には富加という地名も存在しなかった
駅舎のある場所は開業時は富田村だった。戦後に加治田村と合併して富加村が誕生。その後、富加町となった。つまり合成地名。ならば富田駅にするのが普通だが、とにかく日本には富田という地名が多く、ここからは私の推察だが、同駅名の誕生が避けられたのかもしれない。富加村の成立は1954年で同年に加茂野村は太田町などと合併して美濃加茂市となった。「美濃加茂」という駅がないのもそのためだが、三セク転換時に加茂野口駅は美濃太田市加茂野にあるため加茂野駅となり、それまでの加茂野駅は町名通り富加駅に変更。すっきりしたのである
レトロな駅舎とホーム

駅舎内は向かって左側の事務所部分は閉鎖され、窓口もベニヤ板で塞がれている。駅舎の右側の真新しい場所にはテナントが入っていて簡易委託も行っているそうだが、訪問が終日で分からなかった

ホームは2面2線。往来は構内踏切で行い、ホームはかさ上げされている

駅舎の逆側にも出入り口がある
この後に出てくるが、長良川鉄道には登録有形文化財となっている駅がいくつかある。富加駅も資格を十分に有していると思うが、改築した部分があって申請しなかったのかどうかは分からないが、改築以外の部分で十分に貴重な存在となりそうだ

駅舎入り口部分の跡らしきものは財産票なのかどうかも不明だが、町内唯一の駅とあって駅前はきれいに整備され、立派なお手洗いがあったことも伝えておきます
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